HICAS -播磨脳血管内治療研究会-

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International Stroke Conference 速報

SPS3試験: 軽症脳卒中患者における抗血小板薬による二次予防の可能性
SPS3試験より、ラクナ梗塞患者におけるアスピリンとクロピドグレルの2剤の抗血小板療法は、アスピリン単剤と比較して脳卒中の再発を予防することなく、出血と死亡リスクの増加をもたらすことが、カナダ、University of British ColumbiaのOscar R. Benavente氏により、International Stroke Conference 2012のLate-Breaking Science セッションで発表された。
SPS3試験では、2003年3月から、アメリカ、カナダ、メキシコ、スペイン、南アメリカの81施設より、180日以内にMRIによりラクナ梗塞と診断され、頸動脈狭窄や心原性塞栓のない3,020人を登録し、アスピリン(325mg)、又はアスピリン(325mg)+クロピドグレル(75mg)で治療を行う群に無作為に割り付けた。
平均3.5年の追跡で、主要評価項目に設定した脳卒中の再発率はアスピリン群で2.7%/人年、アスピリン+クロピドグレル群で2.5%/人年と有意差はなかった(p=0.52)。一方で、2剤の抗血小板療法群ではアスピリン単剤群と比較し、出血リスクが約2倍に増加し(年率2.1% vs 1.1%: p<0.001)、その多くは脳以外の部位からの出血であった。また、死亡率も2剤の抗血小板療法群で有意に高いことが示された(年率2.1% vs 1.4%: p=0.005)。データモニタリング委員会の勧告により2011年7月に抗血小板療法の介入は早期に中止された。本試験では標準的な降圧治療と積極的な降圧治療の比較も行っており、こちらは継続されている。
Benavente氏は、「軽症脳卒中を経験する患者の二次予防において、クロピドグレルとアスピリンの併用の使用を支持する結果とはならなかった」と、まとめた。

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